営業職の方にとって転勤を経験する人は多いのではないでしょうか?
特に大手企業に勤めている若手の有望株の方は転勤は避けて通れない可能性が高いです。
新卒の方は特にこれから転勤があると言われてどんな生活になるんだろうとか不安な方は多いと思います。
しかし、なぜ営業職の方はこんなにも転勤に縁があるのでしょうか?
もちろん転勤があるのは営業の方だけではないですが、営業の方は転勤が多い傾向にあります。
そこで今回は「営業職に転勤が多い理由」といったテーマで書いていこうと思います。
この記事を読むことにより、
転勤が多い理由や転勤になりやすい人の特徴を知ることができ、
自分が転勤にならないように対策を立てたり、受け入れるための参考になるかと思います。
営業職に転勤が多い理由
営業職に転勤が多い理由としては主に下記の理由があります。
- 経験を積ませるため
- 新規開拓、人員補充のため
- 組織の活性化のため
- 癒着防止のため
経験を積ませるため
一つ目に経験を積ませるためです。
こちらは新卒の方や若手に多い理由になります。
全国展開している大手企業は全国に多くの支店があります。
首都圏は特に所属している人員が多く、若手一人一人にマンツーマンで指導することが難しい場合があるでしょう。
そこで地方の少数精鋭で活動している拠点に移すことで上司がマンツーマンで指導するといった目的で転勤になるケースがあります。
地方に腰を据えているベテラン社員に指導してもらうことにより若手社員の成長を促してくれます。
またジョブローテーションにより担当業務を変更し、様々な経験を積ませることもあります。
このように様々な経験や社員教育の一環として若手社員に転勤を命じることが多いです。
新規開拓、人員補充のため
次は新規開拓です。
企業の利益を上げるために新規事業所の立ち上げで転勤といったケースもあります。
こちらは中堅社員がなることが多いです。
またその新規開拓に勢いがある若手の有望社員が抜擢される場合もあります。
ベテラン上司と一緒に新規立ち上げといった形で転勤になるパターンです。
このようなパターンは結果次第で出世のチャンスです。
また既存の事業所の人員増加で移動になるケースもあります。
事業所の売り上げが良く人員補充することでさらなる利益の拡大が目的です。
このケースは若手が抜擢されることが多いです。
組織の活性化のため
次は組織の活性化です。
長期間同じメンバーと同じ業務をすることは業務のマンネリ化につながります。
こうした環境では業務の怠慢が起こることが少なくありません。
時には不正のリスクもあったりするので定期的に人員を入れ替えることにより組織の活性化を図ります。
癒着防止のため
こちらは銀行員の方に多いと言います。
融資をしている会社の社長さんに良くされて、融資を甘くしていまうといった癒着を防ぐために銀行員の方は2年ほどで移動することが多いと言います。
転勤とは少し話がずれますが、私もコンサルの会社にいたときは同じ企業の案件をずっと同じ担当者に回すことは避けられていました。
こちらは癒着というよりはヘッドハンティングの防止として措置がされていました。
コンサル先の企業に人員を取られないための対策です。
このようにお金の力や人員が横に流れないようにするための防止策として移動や担当者の変更が行われることがあります。
転勤になりやすい人の特徴
次は転勤になりやすい人の特徴について書いていきます。
私の経験則から転勤になりやすい人には特徴があります。
特徴を知ることで転勤を避けられるように対策をしたり、社内で上手く立ち回ることができるようになります。
- 希望の意向を示さない人
- 業績がいい人
- 部署移動や新規プロジェクトの担当が多い人
希望の意向を示さない人
転勤になりやすい人の一つの特徴として、希望の意向を明確に示さない傾向があります。
あの人は転勤しても大丈夫と勝手に思われてしまうこともあります。
そのように思われてしまえば会社側に都合よくどんどん転勤の対象になりやすいです。
これは転勤だけでなく長期出張の多さにも関係してきます。
自分の意見や考え方を発信せずにイエスマンになってしまうとどんどん都合良く移動の対象になってきます。
またこのパターンは会社側もこの人は移動してくれるという認識になるので注意が必要です。
報酬が見合ったり、メリットがあり、受け入れるのなら良いですが、自分の納得していない形ならば、
自分はどのようなキャリプランを持っていて、将来こういった仕事がしたいと明確なビジョンを伝えることが大切です。
また業績も悪いと発言権もないので言われた通りに行くしかなくなってしまいます。
業績が良い人
転勤になりやすい人のもう一つの特徴は、業績が良い人であることです。
業績が良い人は、他の部署や拠点での業務に活かすことができるため、転勤の可能性が高くなります。
業績が良い人はどんどん仕事も回ってきますし、チャレンジする機会も増える反面、転勤も多い傾向にあります。
また自分のキャリアプランをきちんと考え発信している方は選ぶ権利を与えられることもあります。
「将来的に本社でマーケティング部門に行きたい」などの明確なビジョンを伝え続けることで希望通りのキャリアを歩みやすいです。
部署異動や新規プロジェクトの担当が多い人
転勤になりやすい人のもう一つの特徴は、部署異動や新規プロジェクトの担当が多い人であることです。
特に、異なる部署や拠点での業務経験を積むことができるため、転勤の可能性が高くなります。
以上のように、転勤になりやすい人にはいくつかの特徴があります。
ただし、必ずしもこれらの特徴を持つ人が転勤になるとは限りません。
企業によっては、人員配置や組織の都合により、転勤先を決定する場合もあります。
転勤のメリット、デメリット
転勤にはメリットやデメリット、向き不向きがあると考えています。
向いている人にはデメリットもメリットになってきますが、向いていない人にはなかなか辛いものがあります。
向いているかいないか知ることで心構えも変わってきますので参考になれば幸いです。
また私の考えになるので必ずしも誰にでも当てはまるとは限らないので参考程度に見ていただければと思います。
- 色々な仕事や経験をすることができる
- 交友が広がる
- 色々な地域のことを知れる
- 給料が上がることもある
最大のメリットは得られる経験の多さです。
特に地方は少数精鋭のことが多いので任される業務範囲が広がります。
さらに様々な地方のことを知ることができ、自分の知見も広がります。
営業ならば他の地域にいろいろなお客様を持つことができるので交友も広げることができます。
新たなことにチャレンジできて、環境が変わることにワクワクできる人には転勤は向いています。
- 一から人間関係をやり直す必要がある
- 落ち着いた生活ができない
- 転勤のたびにお金がかかる
- 友人や恋人と会えなくなる
デメリットは腰を据えて生活ができないことです。
特に家庭を持っている方は子供の学校のことや奥様の仕事や環境の変化に対応できるかなど考えることが増えます。
若手の方は友人と疎遠になったり、恋人と遠距離になり別れる人も多いです。
一人の寂しさに耐えられない方や腰を据えて生活をしたい方、環境の変化に弱い方は転勤に向いていないかもしれません。
特に転勤をした後に鬱になってしまう方も少なくないと言います。
転勤をしたくないのなら
転勤になりたくないという方も多いと思います。
また転勤になっても数年で戻れるのならいいという方も多いのではないでしょうか?
しかし、転勤になっても戻れないという方も多くいます。
そう考えると転勤になってしまうのは怖いですよね。
転勤になってもすぐ戻れるように、自分の思うキャリアプランを歩めるようにするためには下記のことが大切になってきます。
- 成果を出し続け発言権を持つ
- 将来の考えを発言し続け根回しする
- 転職も視野に入れる
とにかく成果を出すことが大切です。
今後のためにも仕事に注力して結果を出せるように行動しましょう。
仮に結果が出なくても試行錯誤した時間は無駄にはなりません。
またキャリアプランを見直して将来設計をすることも大切です。
こちらは設計を考えて発信することも大事です。
考えているだけでは会社側もわからない場合が多いです。
しかし、それでも会社の状況によっては希望通りにならないこともあるでしょう。
どうしても会社は社員の生活も負担しなければならないので社員の希望を全て聞き入れることは難しいと思います。
そんな時は転職も視野に入れると良いでしょう。
転職サイトに登録して、信頼できるエージェントに相談することで自分のキャリアが開けることもあります。
私も実際は転職をしなくてもエージェントの方とキャリアの相談をすることがありましたが、自分の考えを人に話すことによって気持ちが整理されることもありました。
まとめ
今回は営業職に転職が多い理由や転勤になりやすい人の特徴などについて触れてきました。
転勤はネガティブなイメージを持たれがちですが、人によってはいいことももちろんあります。
しかし、自分の性格に合わなかったり転勤先で病んでしまうこともあります。
一長一短はありますが、大切なのは自分のキャリアプランは考えておくことです。
目の前の仕事も大切ですが、自分の将来を見据えて行動を起こすことが大切です。
私の経験則からいろいろ書いてきましたがこの記事が参考になれば幸いです。
以上ありがとうございました。
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